教養諸學研究, Temas120-122早稲田大学政治経済学部教養諸學研究会, 2006 |
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... 意識に特異な時点ないし期間の存在を見いだすのは早計であろう.なぜなら,現代の人名辞典においても,王や皇帝などの支配者については,その治世期間を記してあるからである.また墓銘碑等に当人の著しい事績が刻まれるのは,中世に限ったことではあるまい ...
... 意識に特異な時点ないし期間の存在を見いだすのは早計であろう.なぜなら,現代の人名辞典においても,王や皇帝などの支配者については,その治世期間を記してあるからである.また墓銘碑等に当人の著しい事績が刻まれるのは,中世に限ったことではあるまい ...
Página 14
... 意識を有しており,歴史主義に毒されていない.これは,グレーヴィチの議論では明確化されていない,文学共同体に特徴的な時間意識の一端である. § 16 『ニーベルンゲンの歌』成立当時,時間は一定方向に流れていると意識されていたと判断しうる証拠がある ...
... 意識を有しており,歴史主義に毒されていない.これは,グレーヴィチの議論では明確化されていない,文学共同体に特徴的な時間意識の一端である. § 16 『ニーベルンゲンの歌』成立当時,時間は一定方向に流れていると意識されていたと判断しうる証拠がある ...
Página 63
... 意識しかなかった」( 10 )といった記述を散見する。「古代中国は“民族国家”ではなかった。種族ではなく、文化を華夷の別とし ... 意識した上で、自らを客観化し、「現実世界で最大の“歴史の恨みをもつ、崛起する民族”として、中国内部の“ナショナリズム ...
... 意識しかなかった」( 10 )といった記述を散見する。「古代中国は“民族国家”ではなかった。種族ではなく、文化を華夷の別とし ... 意識した上で、自らを客観化し、「現実世界で最大の“歴史の恨みをもつ、崛起する民族”として、中国内部の“ナショナリズム ...