教養諸學研究, Tema 108早稲田大学政治経済学部教養諸學研究会, 1999 |
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... 存在するものを開き示すものは無のおかげであり、我々が無力を経験し不安から覚めて始めて存在するものが全体として存在し、無ではないことを悟る。不安をとおして無が現存在において経験される。言い替えるなら、無の上にたった主体的存在である ...
... 存在するものを開き示すものは無のおかげであり、我々が無力を経験し不安から覚めて始めて存在するものが全体として存在し、無ではないことを悟る。不安をとおして無が現存在において経験される。言い替えるなら、無の上にたった主体的存在である ...
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... 存在にはものの存在しかないとすれば、ものでないものは、当然存在しないことになる。そうなれば、「なんだかわからないもの」は必然的に、なにかのものであるか、まったくの無であるか、どちらかになる。しかし、「なんだかわからないもの」は、なにかの ...
... 存在にはものの存在しかないとすれば、ものでないものは、当然存在しないことになる。そうなれば、「なんだかわからないもの」は必然的に、なにかのものであるか、まったくの無であるか、どちらかになる。しかし、「なんだかわからないもの」は、なにかの ...
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存在するとは、困惑させ、意表をつき、ときに、いやしばしば私たちを失望させ、イライラさえさせる「魅惑」の逆説的形態で ... 存在なのだ。それはある意味で、知るべきことがそこになにも存在しない存在である。しかし、その存在がそのように根拠を欠くと ...
存在するとは、困惑させ、意表をつき、ときに、いやしばしば私たちを失望させ、イライラさえさせる「魅惑」の逆説的形態で ... 存在なのだ。それはある意味で、知るべきことがそこになにも存在しない存在である。しかし、その存在がそのように根拠を欠くと ...